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October 31, 2004

たまには読書とか…

1ページにたった4首のこの本の余白は行間だったりもする?(黒田)


本なんか燃やしてしまえ八百屋では手にちょうどいい芋を売ってる

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October 30, 2004

ちょっと浮気します

アスファルトに当たる雨音散乱す

秋雨に着信音は鳴り止まず

雨強く山あちこちで流血す

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October 29, 2004

とまります。

工事中の道の横揺れで恋をして、もうとまりますいつもの場所に。(黒田)

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地震6

隣人が新潟に援助に行くという。今朝から本当に冷え込んでいる。

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October 28, 2004

地震5

奇跡とは呼びたくないな。人の手と人の心で生きろよ子ども!

酔いどれた目で教会の母子像を拝みたくなるそんな日もある

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October 27, 2004

地震4

「~ねっか」を連発していた友人の顔を夢見て飛び起きる夜

「めぞん一刻」を読み返しては新潟のばあちゃんは今? を考えてみる

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October 26, 2004

地震3

小さなTVで見る天気予報は、「新潟地方明日は雪かも……」としみじみと言う。


「ジャンバーを重ね着すれば大丈夫」と抱き合う母子の遠景は雨。

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October 25, 2004

地震2-2

大地震のなんとも言えない心持を文語で書いて逃げちまう俺

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地震2

山風過ぎて霜月にかかる大地震の婆の背をテレビにて見ゆ


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October 24, 2004

地震

天地の暑い血潮がありましてかの街揺れて人の死にたり

天地の尽きせぬ恨みがありましてかの哀しみはまた土となる

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October 23, 2004

踊る若人

今、君の動かした手が残像に変わる間に、朝が終わった。


大声を張り上げながら旋回する。そのステップは今日だけを踏む。

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October 22, 2004

今日のニュース映像から

濁流の流した齢の数ほどに紅葉よ染まれ寂々として

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October 21, 2004

台風のあと

暖かい台風の目を見上げてる。その向こうにはいくつかの星

枯れ果てた窓辺の花を片付けて、寝ている猫を起こすような朝

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October 20, 2004

カレーライス

今日君が煮込んでしまったチキンカレーを冷えたライスにかけつつ食べる


指先が痛くなるほど辛口な君の涙をぬぐえない僕


白い肌がほんの少しだけ日焼けして、眠ってしまった君が好きです

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October 19, 2004

歌謡曲トリビュート1+1

明け方にまだ天使の歌を聴きながらどうしようもない小説を読む

言葉なく君がそこにいるだけでなが~い愛が眠る日も来る

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October 18, 2004

急降下

寒いねって言う君の体温が今朝はどこにも沁み込まない恋 (黒田)

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October 17, 2004

無為な休日

君は黒僕は茶色を買ってきた昔のシャツを今年も仕舞おう
後悔と君に言わせたそのわけにこの秋やっと気がついた僕

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October 16, 2004

JAZZ

 この街の今日の景色が曲ならば君のピアノは雑踏だろう

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October 15, 2004

なんとなく近い話

SEXの3日後には夢精する少年の夢見る恋はちょっとカナシイ……。

もっとなんとなく

君のベッドで「てのりくじら」を読んでみる。「コレガ恋ナノ?」「なんで笑うの?」

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October 14, 2004

秋の雰囲気

椋鳥の飛び立つ後に恋をして蜜滴れて柿は鈴生り

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October 13, 2004

眩暈

恋をして地面が歪んで見える時、Dahliaの赤が明滅をする。

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October 12, 2004

引越し前のいくつか

小さくてつかみきれない君だから恋をしました零れるくらい


今日なんて愛せるようになったのは小泉今日子の結婚以来だ。


マンホールから水が噴き出す今日だからテレビを消して花を飾ろう

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October 11, 2004

引っ越してきました

晴れ間から雨へと変わる数時間に恋をはじめて終わってみたい

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