題詠マラソン081~088
081:洗濯 僕たちは洗濯物を干したまま夜になるまで愛し続けた
082:罠 笑顔など罠にすぎない若者よ少女の顔を見ていけない
083:キャベツ この僕はキャベツ畑で引き抜かれ泥付のままおまえに遭った
084:林 森林の葉のざわめきで立ち消えた愛のことばを打ち捨てて抱く
085:胸騒ぎ 警鐘のつもりであるか防災のニュースは胸騒ぎだけを残して終わる
086:占 大国に占領された街角で怨みは幼きその子らに降る
087:計画 少年は銃の乱射を計画し黄色いシャツをただ脱ぎ捨てた
088:食 食うことは生きることだと少年の売りし土産をひとつだけ買う
http://www.sweetswan.com/daiei-2005/index.html
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