« April 2005 | Main | June 2005 »

May 31, 2005

2周目 035:禁

禁じれれた肌に触れたいきみの家のニワモモの実のうぶげが伸びる

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 30, 2005

2周目 034:背中

背中には蛇の気配がみなぎって乱れたシーツに眠る眠る眠る

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 29, 2005

ドラえもん③

ドラえもん僕らの給与計算はポケットなんか頼らずにしろ(黒田)

| | Comments (1) | TrackBack (0)

May 28, 2005

ドラえもん②

腋臭が少しきついぞドラえもんファブリーズして営業に行け(黒田)

| | Comments (1) | TrackBack (0)

May 27, 2005

ドラえもん①

殴られた!別れた(;.;)だからドラえもん赤提灯につき合ってくれ!(黒田)

| | Comments (1) | TrackBack (0)

May 26, 2005

2周目 033:魚

どうしても魚であった塩水が頬の鱗に染み込み痛い

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 25, 2005

2周目 032:乾電池

バラ園は落花の季節今日僕は乾電池式の友を壊した

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 24, 2005

2周目 031:盗 

あの雲はあの時お前に盗まれたぼくの記憶にかなり似ている

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 23, 2005

汗ばんだまま列車が通る

アマリリスは君の顔より大きく咲いたきみの耳にはピアスがあった

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 22, 2005

2周目 030:橋

島へ渡るこの長い橋から見る海に去年の僕が見え隠れする

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 21, 2005

夕暮れるまでに時間がありすぎる

ジンビターズの茶色のしまにたどり着くクロールだけを泳いで3日

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 20, 2005

2周目 029:ならずもの

桃色の帽子をかぶったならずもたちの地下食料品街をずんずんと行け

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 19, 2005

2周目 028:母

雲母きららきらら雲母きららきらら降り止む雨と切れた唇

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 18, 2005

2周目 027:液体

この海で生まれた小さな液体が私であると思う午後五時

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 17, 2005

誰一人僕と同じ肌の色はいない

きみの肌は白い白いと言われては透明な汗を混ぜ合わしてる

額には小さな星をつけてみる明るい夜空に消えそうなほど

鶏肉を不思議な味で焼いてくれて骨だけにする 指もしゃぶろう

そういえばあなたの黒い指が好き強く握って崩れるほどに

祝福に撒く花の香が強烈でうす桃色に晴れ渡る空

| | Comments (1) | TrackBack (0)

May 16, 2005

2周目 026:蜘蛛

蜘蛛の巣は街の明かりを受け止めて夜の小さな獲物を狙う

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 15, 2005

2周目 025:泳

昨夏の水泳をする身体とは違うふくらみを抱きとめる 窓

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 14, 2005

2周目 024:チョコレート

一箱のチョコレートを5人で喰いながら欲情について談笑をする

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 13, 2005

2周目 023:うさぎ

5校時の肌色うさぎは汗ばんでポプラの陰に15人いる

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 12, 2005

2周目 022:弓

放課後の疲れた腕で弓を引く目的などは忘れたままで

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 11, 2005

少女は抱かれてきたと云う躑躅の花の満開

その夜は君の部屋だけ昼であり(あるいは)きみの部屋だけ土砂降りの夜

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 10, 2005

2周目 021:うたた寝

ただ時は過ぎていくもの吾でなくうたた寝をする青空の下

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 09, 2005

2周目 020:楽

擦り傷に昼間の水は生温く蝶々は楽に鱗粉を撒く

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 08, 2005

2周目 013:焦(もうひとつ)

焦げている女の肌も僕の目もヨジゲンブツリガジリジリトイウ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 07, 2005

青い鳥は青いお空に飛んでゆく

陽に焼けて汗ばむ少女の青いシャツはひらひらとして鳥になる また

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 06, 2005

2周目 019:アラビア

アラビアの女のベールだ制服は心も体も見せずにいよう

| | Comments (1) | TrackBack (0)

May 05, 2005

2周目 018:教室

BUNG,BUNGと駆け来る音が増加して血の匂いのする教室となる

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 04, 2005

2周目 017:陸

きみの胸は僕たちが住む陸のようだ。汗が少し溜まっている。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 03, 2005

2周目 016:たそがれ

小学校のウサギを眺めていれば僕にやって来る たそがれ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 02, 2005

春の風が強く吹きぬける中古CD屋

村下孝蔵のゆうこを買った微笑まず挨拶もせずただ買ってきた

| | Comments (29) | TrackBack (2)

May 01, 2005

2周目 015:友

友だちのつもりのきみが何故か今日花の香りを身につけている

| | Comments (1) | TrackBack (0)

« April 2005 | Main | June 2005 »