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March 31, 2006

007:揺(黒田康之)

烈風に揺るる桜の枝下にありて凍てたるただ対酌す

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March 30, 2006

お詫び①

頭蓋骨は楽器だと知るこの部屋にゴメンゴメンと音がするから(黒田)

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006:自転車(黒田康之)

自転車はキコキコと行く春の街ブリキ細工の吾の速度で

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March 29, 2006

005:並(黒田康之)

並列の電池で灯す世の明かりといふべき顔が集ひて悲し

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March 25, 2006

004:キッチン(黒田康之)

「キッチン」の頃の笑みではもうなくて川原亜矢子のような夕焼け

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003:手紙(黒田康之)

引き出しの謎の箱からぼろぼろの手紙出でたり 在りし日の文字

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March 18, 2006

002:指(黒田康之)

ささくれた指に染み込む夜のあお青々としてまどろみを断つ

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March 02, 2006

001:風(黒田康之)

風邪などを召されぬようにと人肌の「春鹿」などを酔わぬほど呑む

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参加いたします(黒田康之)

 ここのところちょっと短歌離れしていまして、詠みきる自信はないですが、ゆっくりと走れたらと思っています。どうかよろしく。

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