September 26, 2014

014:壇(黒田康之)

新しい仏壇を一つ抱くようにおまえを抱いて夜をみていた

| | Comments (27) | TrackBack (0)

013:実(黒田康之)

実際は愛欲だけの関係で時々飯を喰いに出かける

| | Comments (523) | TrackBack (0)

012:延(黒田康之)

生き延びた今日このときを愛としてあとひと時をむさぼってみる

| | Comments (6) | TrackBack (0)

011:錆(黒田康之)

錆ついた躯どうしががさがさと交わってゆく思慮のないまま

| | Comments (6) | TrackBack (0)

010:倒(黒田康之)

ゆきずりのベッドでじゃれてセックスしタバコを吸ってまた倒れ込む

| | Comments (31) | TrackBack (0)

009:いずれ(黒田康之)

きみと僕はいずれにしても他人なんだし恋人でもなく夫婦でもない

| | Comments (5) | TrackBack (0)

008:原(黒田康之)

原チャリに乗ったお前の尻のラインは宝のように壷めいている

| | Comments (13) | TrackBack (0)

007:快(黒田康之)

快楽の躯は熱く汗ばんで体臭だけに包まれている

| | Comments (764) | TrackBack (0)

September 25, 2014

006:員(黒田康之)

この隘路は更に幅員減少で密会という音で呼ばれる

| | Comments (12) | TrackBack (0)

September 24, 2014

005:返事(黒田康之)

返事などしてはいけない戯れは断ち切るためにすることだから

| | Comments (5) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

俳句 短歌 詩文